2020年7月14日(火)放送の週刊ニコニコインフォでお知らせしましたとおり、7月下旬頃に、「部屋割り」システムを廃止し、「アリーナ」や「立ち見」などの部屋を統合いたします。あわせて、人工知能(AI)を活用した新機能「コメントフィルター」の提供を開始します。
※ 本記事における「アリーナ(部屋)」とは、各放送で一番はじめに作られる部屋のことを指します。番組によっては、「最前列」と表示される場合もあります。
◆「部屋」の統合
「アリーナ」や「立ち見」など、番組の視聴者数に応じて生成されていた、コメント空間(「部屋」)をひとつに統合いたします。
これまでは、視聴者ごとに「アリーナ」や「立ち見」などの部屋が割り当てられ、部屋ごとに表示されるコメントが異なっていました。
今後は、放送者・視聴者全員が同じコメントを見て、一緒にニコニコ生放送を楽しめるようになります。
また、タイムシフトに表示されるコメントも、これまではアリーナ部屋のコメントのみでしたが、部屋を統合することで、より多くの方のコメントがタイムシフトに残るようになります。
■ 対象デバイス
・PC版ニコニコ生放送、スマートフォンブラウザ版ニコニコ生放送
※ニコニコ生放送アプリでは、すでにアリーナ・立ち見などの部屋割りはございません
■ 変更点
・アリーナや立ち見などの部屋割りがなくなり、放送者・視聴者全員に同じコメント(※)が表示されるようになります。(※視聴者が各自で設定しているNGを除く)
・コメントが著しく混雑している場合は、通信負荷を軽減しシステムの安定性を保つために、会員種別を問わず一定数のコメントをランダムに選出して、流れるコメントの量を調整します。
・流れるコメントの量が調整されているときは、一般会員のコメントが薄くなり、プレミアム会員やチャンネル会員のコメントが濃く目立つようになります。
ドワンゴが独自開発した人工知能(AI)を活用して、不適切なコメントを自動で非表示にする機能です。 ユーザー生放送・チャンネル生放送の放送者の方がご利用いただけます。コメントフィルター機能のオン・オフを設定するだけで、手軽に不適切なコメントが目に入る機会を低減することができます。
■対象デバイス
・PC版ニコニコ生放送、ニコニコ生放送アプリ
※コメントフィルター機能は初期設定でオンになっています。オンオフ設定は次回の番組作成時に引き継がれます
※コメントフィルター機能によって非表示とされたコメントは、その番組の視聴者にも表示されなくなります
■変更点
コメントフィルター機能の導入にともない、下記機能の提供を終了いたします。
(1) ニコニコ生放送での「NG共有機能」
設定しているNG共有レベルによって表示されるコメントが異なるため、放送者や視聴者同士とのコミュニケーションにすれ違いが発生してしまうことがありました。
現在の利用状況なども勘案して、コメントフィルター機能へ統合する形で、ニコニコ生放送でのNG共有機能は提供を終了いたします。
※ニコニコ動画では、引き続きご利用いただけます
(2) 運営指定のNGワード
指定した単語が含まれるコメントを機械的に非表示とする仕組みのため、過度にコメントを非表示としてしまい、コミュニケーションの阻害要因になってしまうことがありました。
コメントフィルター機能では、単語の使われ方を見分けて判断するようになるため、個人情報に関わる一部の単語を除いて、ユーザー生放送・チャンネル生放送での運営によるNGワード指定を終了いたします。
※公式生放送では運営指定のNGワードの提供を継続いたしますが、適宜見直しを図ってまいります
■ コメントフィルター導入にともなう変更点まとめ
|
機能名 |
これまで |
これから |
|
NG機能※1 |
利用できる |
利用できる |
|
NG共有機能(生放送) |
利用できる |
利用できない※2 |
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運営指定のNGワード |
提供する |
一部を除き提供終了※3 |
|
コメントフィルター機能 |
設定できない |
設定できる※4 |
※1 視聴者によるNG・放送者によるNGを指します
※2 ニコニコ動画では引き続きご利用いただけます
※3 ユーザー生放送・チャンネル生放送で、一部の個人情報に関わる単語を除き提供を終了します
※4 ユーザー生放送・チャンネル生放送の放送者の方がご利用いただけます。視聴者は利用できません。
◆部屋の統合について
■ アリーナ部屋について
人気番組では、仕組みをよくわからないまま立ち見に入ってしまい、コメントが少なくて面白くない・コメントで参加しづらいと感じてしまうなど、特に新規の方にはニコニコ生放送の楽しさを知ってもらう機会が減ってしまっていたことも事実としてあります。
■ 立ち見部屋について
■ 混雑時のコメント流量調整について

部屋を統合することで、このようなニコニコ生放送らしさをより多くの人に体験いただけるようになると考えています。
■ NG共有機能の提供終了について
■ 運営NGワードの見直しについて
■ コメントフィルター機能の詳細について
ただ、すでに動画においても数年前より同等の機能を社内では活用しており、AIと人力の両輪でのコメントチェックを実施しております。
■ 非公式ツール利用について
■ ニコ生の文化などに関わるものについて
このページでは、2019年6月26日に変更された ニコニコ動画のランキング について
それ以前のランキングと何が変わったのかを中心にQ&Aの形式にまとめています。
動画ランキングの使い方は下記のヘルプをご参照ください。
ニコニコ動画ヘルプ ランキングの使い方
ニコニコ動画ヘルプ カスタムランキングとは
ニコニ広告ヘルプ 広告枠/広告グレードとは
※このページに記載した仕様は2019年12月時点のもので、変更される可能性があります。
最新の情報は、ニコニコインフォやニコニコ窓口担当のtwitterでご報告します。
Q. ジャンルをまたいだタグのランキングは作れますか。
A. はい、カスタムランキング機能を使っていただければ可能です。
Q. ランキングポイントはリセットされたのですか。
A. はい、新ランキングではランキングポイントの集計式を変更したことにともない、集計方式の異なる過去のポイントはリセットしました。
Q. 動画の再生数やコメント数、マイリスト数もリセットされたのですか。
Q. 2019年6月26日以前の小カテゴリ/カテゴリタグは、「人気のタグ」になるのですか。

※2019年内は画像にある人気のタグでランキングを提供します。
Q. 2019年6月26日以前の小カテゴリ/カテゴリタグが、「人気のタグ」でなくなってしまうことはあるのですか。
A. 新ランキングへの移行にともない、これまでの小カテゴリ(カテゴリタグ)は、新ランキングがはじまってから半年程度はかならず「人気のタグ」に選出します。その後は、みなさまの動向をもとに「人気のタグ」を決定します。
Q. 2019年6月26日以前に動画につけられたタグやカテゴリタグはどうなりますか。
A. 設定されたままとなります。小カテゴリ(カテゴリタグ)は、通常のタグとして扱われます。
Q. 話題ランキングはどれくらいの頻度で更新されるのですか。
A. 時季に応じて不定期に更新します。最速で1日、最長で1週間を超える場合もあります。
Q. 以前投稿した動画に「ジャンル」を設定していないのですが、新しいランキングで集計対象にならないのでしょうか。
A. 2019年3月11日までに投稿いただいていた動画については、投稿者の方が付与したカテゴリタグにもとづいて、ジャンルを設定いたしました。2019年6月26日からは、設定済のジャンルがランキング集計対象になります。(ジャンル一覧とカテゴリ対比表)自動で設定されたジャンルが意図しないものだった場合、お手数ですが適切なジャンルへ変更をお願いします。投稿された動画のジャンルの変更は[動画情報の変更]から行えます。
Q. 2019年6月26日以前の過去最高順位は消えてしまったのでしょうか。
A. はい。集計方法の変更にともない、2019年6月26日以降の過去最高順位が表示されます。
動画再生ページに表示される過去最高順位は、ジャンルと投稿者がロックした「人気のタグ」の組み合わせで集計し、「ジャンル + 人気のタグ」の表示に変更しました。
Q. ランキングRSSはどこから取得できますか。
その他の技術資料はこちらをご覧ください。
Q. PC以外のデバイスも新ランキングやカスタムランキングに対応していますか。
A. カスタムランキングは下記のデバイス・環境でご利用になれます。
・PC版ニコニコ動画
・スマートフォンブラウザ版
・ニコニコ動画iOS版niconicoアプリ
・Android版niconicoアプリ
・Switch
※今後のデバイス対応状況についてはニコニコインフォでお知らせします。
その他、ご意見・ご要望はこちらのフィードバックへお寄せください。
- 「動画ごとに音量がバラバラで、連続して動画を視聴するときにいちいち音量を調整しなくてはならず面倒」
- 「動画本編に対して動画広告の音量が大きすぎ、驚かされる」
※ 会員種別に関わらず、すべてのユーザーに適用されます。
(1)動画の音量感(ラウドネス)を計測し、一定の基準値以上であった場合、動画全体の音量を引き下げて調節します。
(2)動画本編の音量感を超えないよう、「動画広告」「いきなり!動画紹介」の音量感を調節します。
※ 2021年6月30日追記: ラウドネスノーマライゼーション導入時は「動画広告」「いきなり!動画紹介」ともに動画本編の音量感より少し静かになるように調節していましたが、「いきなり!動画紹介」においては音量感を動画本編と揃えるほうが連続再生時に聴き疲れしにくいと考えられることから、2021年6月30日に上記仕様へ変更いたしました。
(3)PC版動画プレーヤーの音量バーのデフォルト値を、50%から100%に変更します。
すでに音量バーをご自身で調整している場合は影響しません。
Q. 音量が小さすぎると感じる動画が投稿されています。ラウドネスノーマライゼーションによって、そういった動画の音量を自動的に引き上げて欲しいのですが、なぜそうしないのですか?
- 一部の端末では、技術的に動画音量を100%以上にできない場合があること。
- 「穏やかなシーンでの会話劇」のように、計測上のラウドネス値が低くてもそれが投稿者の意図であると考えられる場合もあること(※)
本記事を執筆するにあたって、以下の文献を参考にさせていただきました。感謝申し上げます。